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2019年12月 9日 (月)

狼よさらば

  1974年度の映画「狼よさらば」ザ・シネマで今夜放映。監督はマイケル・ウィ―ナーで、主演のチャールズ・ブロンソンとは「チャトズ・ランド」「メカニック」「シンジケート」などコンビ作品が多い。製作総指揮はイタリアの大プロデューサー、ディーノ・デ・ラウレンティースが当たった。原作はブライアン・ガーフィールドの小説で、脚色に当たったのは「ポセイドン・アドベンチャー」のウェンデル・メーズ。原題「Death Wish」とは「死の願望」を意味する。愛する家族を失った男ポール・カージーが警察にかわって町のダニを退治するという本筋は、ヴィジランテ(自警団)物として、以後「ロサンゼルス」「スーパーマグナム」「バトルガンM-16」「狼よさらば地方闇のリベンジャー」全5作シリーズ化され、ブロンソン映画の定番となる。

 ポール・カージーは、ブルックリン開発の有能なエンジニアで、ハドソン川を見下ろすアパートに住んでいた。ニューヨークの典型的な中産階 級であり、平凡だが幸せな毎日を送っていた。ところがある日、ポールは娘キャロルの夫ジャックから悲しい電話を受けた。「ジョアンナとキャロルが入院したと警察から知らせて来ました」チンピラに妻のジョアンナが殺され、キャロルが暴行されたのである。スーパーで買物中の2人に目をつけた3人組が、アパートに押し入ったのだ。哀しみの葬儀をすますと、ポールは黙々と仕事へ戻った。そうすることしか、苛立ちと悲しみを消すすべはないのだ。みかねた社長は、彼にテキサスの新しい開発計画を与え、現地の開発会社へ向かわせた。現地のジェインチルは、ある日自宅の射撃場へポールを案内した。1890年製のリボルバーが、標的めがけ、弾丸を吐き出してした。彼の体の血が次第に熱くなってくることがわかった。ジェインチルはポールが帰る日、そのリボルバーをプレゼントした。ニューヨークへ帰ったある夜、リバーサイド公園を散歩するポールの後から、チンピラが拳銃をかまえた。だが次の瞬間、ふりむいたポールの拳銃が火をふいた。チンピラの体がのけぞるように飛んだ。ポールは自宅に戻ると吐いた。だがそのショックは、翌日になると不思議と消えていた。そればかりか心のわだかまりが吹き飛んだように思えるのだった。それ以後、ポールはチンピラを殺すため、夜の町を歩きまわるようになった。デパートのそばの路地で3人、地下鉄の車内で2人。人々は「私的警察」といってこの行為を歓迎した。しかし犯罪は犯罪であり、警察も捜査にのり出した。だが、オショア警部は、なぜか彼をとらえようという気にはなれなかった。やがて、第5の殺人がおきた。ポール自身も今度は傷ついた。彼を尾行していたオショア警部は、待っていた時が来たのを感じた。ポールを病院に見舞うと、現場で拾ったリボルバーを見せながらこう言った。「君がどこかの支店に転勤するのなら、こいつを川に捨てるがネ」(Paul Kersey)

 

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