水の都ベネチアが浸水
イタリア・ベネチアの歴史地区が12日、高潮の被害を受けて水没した。中心部にある観光名所のサンマルコ広場は一面、数センチの高さにので浸水し、文字通りの「水の都」となっている。ところでベネチアはヴェネチア、ベニス、ヴェニスなど様々に表記されることがある。文学では「ヴェニスの商人」「ヴェニスに死す」だが、歴史の教科書では「ヴェネチア共和国」である。外国地名の表記は、「できるだけ原音に近く、同時に読みやすい表記を用いる。ただし、慣用の固定しているものは、これに従う」(朝日新聞の用語の手びき)これに従えば、イタリア語のヴェネチアが一番原音に近い。ところが「ベニスの商人」「ヴェニスの商人」という英語が早くに知られ、慣用が固定しているともいえる。ついついヴェネチアではなく、ベニスと言ってしまうことが多い。
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