ナポリを見てから死ね
See Naples and (then) die.
イタリア語では、Vedi Napoli e poi mori.(ベーディ ナポリ エ ポイ モーリ)という。vedi と mori は、それぞれvedere(見る)、morire(死ぬ)という動詞の命令法2人称単数現在形である。イタリア語は、日本語における東京方言や英語におけるロンドン方言のように、首都の言葉が基礎になっているのではなくて、トスカーナ地方の言葉が標準語の母胎となっているそうである。それは13、14世紀のダンテ、ペトラルカやボッカチョらのはたした功績が大きいからかもしれない。
日本人にとってナポリといえば、ナポリタン。茹でたスパゲッティをタマネギ、ピーマンなどと共にケチャップで炒めたナポリタンは日本で創作された料理で南イタリアの港町ナポリとは全く関係がない。戦後食糧事情が悪い中でも簡単に作れるということで、GHQ向けに考案された料理で、やがて市民にも広まっていった。
ナポリといえば、女優ソフィア・ローレンなどの映画でも知られる向かい合う窓と窓をロープで結ぶ洗濯物の風景。旧市街地を貫くトリプナーリなどの狭い路地にみられる。
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イタリア語の動詞の命令形は現在にのみ使われるから、現在形などという概念はない。現在形というとあたかも過去形でもあるかのようだが、そんなものありえない。貴人はラテン諸語の文法の初歩的知識がない人のようであるが、このように知ったかぶりのことを書くことには感心できません。イタリア語の文法を勉強してからイタリア語について書いてください。
投稿: 6言語学習者 | 2012年1月14日 (土) 21時54分