パリの凱旋門
パリの凱旋門(アルク・ド・トリヨーンフ)はカルーゼル門、サン・ドニ門、サン・マルタン門、デファランスのグランド・アルシュなど多数存在するが、単に凱旋門といえばエトワール凱旋門を指すことが一般的である。ナポレオン1世によって発案された凱旋門は、ジャン・シャルグラン(1739-1811)の設計により着工から30年を経た1836年7月29日、ようやく完成した。つまりナポレオン・ボナパルトは生涯一度もこの凱旋門をくぐることはなく、1840年に棺に入ったままやっと凱旋門の下をくぐることができた。高さ50m、幅45m、無名戦士の墓がある。
シャンゼリゼ通りを始め、12本の通りが放射状に延びており、その形が星(エトワール)のように見えることからエトワール広場(現在の正式名称はシャルル・ド・ゴール広場)と呼ばれた。通りは時計回りに、シャンゼリゼ、マルソー、イエナ、クレベール、ビクトル・ユゴー、フォッシュ、グラン・アルメ、カルノ、マクマホン、ワグラム、オシツュ、フリードラン。このうち日本大使館があるのはオッシュ大通りである。(Napoleon,Arc de triumphe,Champs Elysees,Jean Chalgrin,Carnot,Mac Mahon,Hoche、世界史)
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エトワール(星)とは、エッフェル塔と並びパリの象徴みたいなもの。
凱旋門の発案者はナポレオン一世だったという話ですが、彼は一度もくぐったことなく生涯を終えたというのは、面白い逸話ですね。
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年1月18日 (金) 14時40分