無料ブログはココログ

« 仁徳陵の被葬者は仁徳天皇じゃないの!? | トップページ | 禅譲放伐 »

2019年7月12日 (金)

唐詩選二首

 「薛華に別る」    王勃

こつこつ歩む人生には ふくろ小路が多い

せかせかと独り渡し場へのみちをたずねる

荒涼としてつづく千里の道

うらぶれはてた一生百年のこの身

心ばえは どちらもさすらい人

一生涯 二人とも苦労のしつづけ

去るものと止まるものへだてなく

お互いに夢の中の人なんだ

 

 「花を惜しむ」 陸龜蒙

人間は百までも生きたいと望むのに

花の咲くのはただ一春だけ

その間も雨風がやってきて

朝に夕にたちまち落ちて塵となってしまう

もし花に愁いを理解させることができるなら

花ははかないわが身を 花をみる人間よりも悲しく思うだろう

 

« 仁徳陵の被葬者は仁徳天皇じゃないの!? | トップページ | 禅譲放伐 »

漢詩」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 仁徳陵の被葬者は仁徳天皇じゃないの!? | トップページ | 禅譲放伐 »

最近のトラックバック

2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31