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2019年7月15日 (月)

スティーヴン・ボイド

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 月夜の宝石 1958年

  名作「ベン・ハー」がティムール・ベクマンべトク監督によって57年ぶりにリメイクされた。2016年版「ベン・ハー」をあなたはどう評価しますか。ベン・ハーの友人メッサラはユダヤの仲間を裏切ってローマ側につくが、ラストは改心してベン・ハーと和解するというのが今回大きく変わったところ。トビー・ケベルの役はむかしスティーヴン・ボイド(1931-1977)だった。彼には長い下積み時代があった。北アイルランドのアントリムに生まれ、10歳から舞台に立ち、16歳でウルスター劇団に入団。1946年カナダに渡り、ラジオや夏芝居に出演し、2年後アメリカに移るが食い詰めて、帰英。映画館の事務員をしていたとき、マイケル・レッドグレーブに見出されてチャンスをつかむ。ブリッジット・バルドー主演「月夜の宝石」で知られるようになり、翌年大作「ベン・ハー」(1959)のメッサラが生涯の当たり役となる。スペクタクル「ローマ帝国の滅亡」(1963)の後、45歳の若さで亡くなっている。つまりブリジット・バルドーとソフィア・ローレンの大物女優の相手役という印象が強い。BBとローレンは同じ年で誕生日もわずか8日違いである。(Stephen Boyd,Antrim)

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