めずらしい本、ありふれた本、そして面白い本
NHK「探検バクモン」で100万冊の専門書を所蔵する東洋文庫を紹介していた。「東方見聞録」の最も古い版のもなど珍しい本ばかり。しかし学問は稀覯本やお宝ばかりを探すのが王道とは思えない。余は日常にありふれた本のなかに人生の本質を見つけたい。本を借りることがマイ・ブームである。宝塚に住んでいるが、近隣の他市の図書館でも登録すれば簡単に本が借りれる。電車を利用しているが、PiTaPaが便利だ。図書館に勤めていたとき、来館者から「何か面白い本はないか?」とたずねられて即答できずに困った。新刊や話題の作品ならリストもあるが、ばくぜんと聞かれても好みもあるので、その方にとっての最適な本をすすめることはむずかしい。自分自身も「何か面白い本はないか」と自問しながら本棚をさがしている。中国関係が好きなわたしは、やさしく書かれた「水滸伝」を読んでみたい。中国関係図書でめずらしいタイトル。劉多鶴子の「中国・中国・中国」理想出版、1980年刊行。詩集らしい。
最近は、こんな本を借りている。「ものの名前」「すてきなあなたに」「長さと速さの話題事典」「キネマ旬報」「民俗探訪事典」「戦争映画館」「コンサイス外国地名事典」。本を返して、また新しい本を借りる。「女優で観るか、監督を追うか」「ラジオ深夜便きょうの一句」「カエサル」「感情の整理術」。21日「江戸の敵をなぜ長崎で討つのか」「あまちゃんはなぜ面白かったか?」「早引きネーミング辞典」「都道府県クイズ」。22日「戦後マンガ50年史」「日本の歴史クイズ100連発」「ザ・ベストテン」「魚たちとワシントン条約」「哲学辞典」。6月3日「武帝」「孔子」「外国のことわざ」「日本のすがた」「聖書コンコーダンス」。6月11日「あまちゃんの人間像」「ピーター・フォーク自伝」「日本プロ野球事件史」。6月18日「もののはじまりビックリ事典」「知ってびっくり!もののはじまり物語」「恐ろしい幽霊の話」「つのだじろう怪談」「世界文学101物語」。6月23日「身近なモノ事始め事典」「日本の第1号物語777」「東京マニアック博物館」 6月29日「東京都の歴史散歩」「地名の世界地図」「世界の戦争・革命・反乱」。7月5日「第9軍団のワシ」「真田幸村と真田一族のすべて」。
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