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2019年5月25日 (土)

アフリカの日

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左から直立猿人、ネアンデルタール人、クロマニョン人。しかし単線的に進化したのではなく、それぞれ複雑に分化、絶滅、置換、進化を繰り返してきた

 本日は「アフリカの日」。1963年アフリカ統一機構(OAU)が発足した。かつてアフリカ大陸のほとんどの国がヨーロッパの植民地であったが、現在はほとんどが独立した。歴史をみると最古の人類はアフリカに出現し、進化していった。138億年前、ビッグバンと呼ばれる大爆発によって宇宙が誕生し、この地球が48年前誕生した。生命は進化して、人類は約700万年前から600万年前にかけてアフリカで誕生したことは間違いあるまい。現在の段階で最古の人類と認められるのは猿人であり、アウストラロピテクス属の化石人骨は20世紀に入って多数発見されている。1924年、レイモンド・ダートが南アフリカでアウストラロピテクスの化石を発見した。しかし当時のイギリスの学界は「キースのルビコン」(脳の容積が750cc以上がヒトで、それより以下がサルとする説、Cerebral Rubicon)といわれる学説が支配的でダートが発見した化石は類人猿とみなされた。しかし1950年にアメリカの学界でアウストラロピテクスは猿人として認められ、ダートの名誉は回復している。猿人は原人へと進化し、100万年以上前にアフリカを出て世界各地に広がったが、アジアに渡ったジャワ原人、北京原人やヨーロッパに渡ったネアンデルタール人は、少なくとも3万年前には絶滅したとされる。つまり旧人から新人へと進化した(多地域進化説)のではなく、約16万年前にアフリカで登場した新人(初期ホモ・サピエンス)が約10万年前にアジアにも広がり、それが現代人へとつながったという説(アフリカ単一説)が有力である。とくに旧人(ネアンデルタール人)と新人の関係はその順ではなく、新人の方が早く登場した。現在では猿人、原人、旧人、新人という化石人類の4分類は、人類学会では用いられなくなっている。ミトコンドリアDNAの研究では、世界中に分布する人間の集団におけるマイクロサテライト(人類の遺伝的差違の大部分を占める遺伝子領域)解析の結果、中東に住む集団と北東シベリアに住むヤクート族の集団の先祖において、ボトルネックが生じた可能性が高いという。つまりわずか4~6万年前に「出アフリカ」を果たした一団が現生人類(ホモ・サピエンス・サピエンス)となって世界各地に広がったとされる。これまでに人類はおよそ1000億人が生まれたと推計される。そして高度な文明を築いた人類は74億人を数えるまで増加した。

Fukusuuidou_no_kasetu

  やがてそれぞれの地方の気候や風土に適応してモンゴル(黄色)人種、ネグロ(黒色)人種、コーカサス(白色)人種などの人種にわかれた。(世界史、アーサー・キース)

 

脳容積の比較
 猿人(490万年前) 435~600cc
  原人(70~40万年前) 800~1300cc
  旧人(15万年前)  1300~1600cc
  新人(数万年前)  平均1600cc

 

 

 

 

 

 

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