無料ブログはココログ

« 看護の日 | トップページ | スーパーはどこも混雑 »

2019年5月12日 (日)

いい女は本を読む

Photo_2

   映画「九月の恋と出会うまで」の完成披露記者会見での話。運命を予言する未来からの声に翻弄される男女の切ない恋物語。その設定にちなみ、もし「十年前の自分に言葉をかけるとすれば」という質問がでた。ヒロイン役の川口春奈は真剣な顔をして、「もっと勉強をしてと言いたい」と答えた。一流の大人社会にもまれて教養不足を痛感することは多々あるだろう。同世代ライバルの女優たちは英語が堪能だったり、大学で学んだり、知性と教養を身に着けている者もいる。隣席にいた共演の高橋一生は、微笑んで「いろんなことを現場で吸収している。反省しなくていい」と優しくフォローして、川口もうなづいていた。マリリン・モンローがアクターズ・スタジオに入つたり、眼鏡をかけた知性ある男性に惹かれたりするのはコンプレックスの表れかもしれない。1973年新進気鋭の作曲家・都倉俊一とセクシー女優大信田礼子の結婚は当時大きな話題となった。だが二人の関係は長くは続かなかった。原因はおぼっちま育ちの都倉は人の気持ちがわからず、相手が傷つくことを平気でいう性格だった。二人が展覧会へ行ったときのこと。都倉が絵の説明を長々としだした。教え魔の都倉にしてみれば優しさのつもりだったのだが、絵に興味などない大信田にすればそれがウザいと感じたのかもしれない。最近の女優・タレントさんの中には大変な読書家が多い。銀幕の女優といわれた昭和の時代にはなかった傾向である。柴咲コウ、中川翔子、ミムラ、杏、蒼井優、中江有里、高山一実(乃木坂)、上白石萌音、芦田愛菜などなど。ミムラさんはひと月に200冊は読むそうだ。小橋めぐみさんは「恋読 本に恋した2年9カ月」というエッセイを出版している。芦田愛菜さんはこれまでに1000冊以上も本を読んできたそうだ。男子からも女子からも愛される新垣結衣の愛読書は?JUNON2010年4月号のインタヴューで樋口直哉の小説「ヒマワリのキス」をあげている。Jポップス界の若き旗手あいみょんも大の読書好き。彼女の自由な詩想は幅広い読書が背景にある。「SONGS」の神田古書店での一コマ。彼女は一冊の黄ばんだ本を読み出した。「主人ったら弱すぎるんです。それとも、あたしが、ツヨすぎるのかしら。ツヨイ、弱いなんて、なんだかおスモウみたいなんで、おかしい。だけど、おスモウにちがいないんです」なんて。宇能鴻一郎の小説「あつい夜」。官能小説の比喩表現からインスピレーションを受け、楽曲作りに役立てていた。ますますあいみょんが好きになった。

   郵便局でタダでもらえる「モヨリノ」を読む。多部未華子とブックディレクター・幅允孝(はばよしたか)の対談。電子書籍元年などといわれるが多部さんは本の伝道師のように「一冊の本が人生を豊かにしてくれる」と説いている。どうかその信念で芸能界の荒波を乗り切ってほしいと願う。多部さんのオススメは「アンネの日記」(これってむかしから女優志願の美少女の定番ですね)、佐藤多佳子の「黄色い目の魚」、幅さんのオススメは「斎藤政雄の「調理場という戦場」、向田邦子「父の詫び状」、手塚治虫「火の鳥」、ガルシア・マルケス「百年の孤独」。それにしても、「ブックディレクター」とか「選書家」という職業があることを初めて知った。

 

 

« 看護の日 | トップページ | スーパーはどこも混雑 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 看護の日 | トップページ | スーパーはどこも混雑 »

最近のトラックバック

2020年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31