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2019年5月10日 (金)

外来語=英語とは限らない

 普段、私たちが何気なく使っているカタカナ言葉の中には、英語が語源というケースは圧倒的に多い。パイナップルは世界の多くの国が「アナナス」という。日本では英語パイナップルが定着している。しかし外来語=英語とは必ずしも限らない。しかし例外もたくさんある。救命医療で使われる「トリアージ」。患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行うこと。語源は「選別」を意味するフランス語の「triage」である。フランス語からの外来語は芸術的な方面に関するものが多い。「オブジェ」「クレヨン」「コンテ」「デッサン」「パレット」「ポーズ」゜バレー」「エスプリ」「モチーフ」「レアリスム」「ロマン」「オートクチュール」「ネグリジェ」「コロッケ」「「グラタン」「ルージュ」「ピーマン」などはみなフランス語が起源である。ドイツ語からの外来語は医学、登山に関するものが多い。「ガーゼ」「カプセル」「カルテ」「オブラート」「トラホーム」「チフス」「アウフヘーベン」「テーゼ」「テーマ」「アイゼン」「ゲレンデ」「ザイル」「シャンツェ」「シュプール」「ピッケル」「リュックサック」など。イタリア語からの外来語は音楽・料理に関するものが多い。「アンダンテ」「オカリナ」「オペラ」「カルテット」「コンチェルト」「ズッキーニ」「スパゲッティ」「ティラミス」「パスタ」「ピザ」「カジノ」「ビエンナーレ」「フレスコ」。ロシア語からの外来語は少ない。「イクラ」や「ノルマ」「ツンドラ」「トロイカ」「ペチカ」などはロシア語。「ノルマ」は第二次世界大戦後にソ連の捕虜となり、強制労働をさせられていた日本人が帰国後に広めた言葉。西欧系の外来語の最初の伝来はポルトガル語である。「キリシタン」「クルス」「パライソ」「ミサ」「カステラ」「カナリヤ」「カボチャ」「カラン」「カルメラ」「ゴリラ」「コンペイトウ」「ザボン」「タバコ」「パン」「てんぷら」など。江戸時代は蘭学が盛んでオランダ語に由来する外来語は多い。「アスベスト」「インキ」「エレキ(エレキテル)」「お転婆」「オリーブ」「オルゴール」「ガス」「ガラス」「カバン」「ペスト」「ペン」「マドロス」「メス」「ヨードチンキ」「ランドセル」など。「メリヤス」「カスタネット」はスペイン語。「ベランダ」はヒンディー語。中国語からの外来語は「ウーロンチャ」「カンフー」「ギョーザ」「シューマイ」「ラオチュー」など。韓国語・朝鮮語からは「キムチ」「チゲ」「テコンドー」「ビビンバ」「マッコリ」など。独身の男性を意味する「チョンガー」や股引「パッチ」「ノッポ」「チャリンコ」も朝鮮語がルーツらしい。あ~ぁ、ややこし、ややこし。

 

 

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