地球を測る
地球は丸いというのが常識であるが、実は完全な球体ではない。赤道半径が約6378㎞なのに対して、極半径は約6357㎞で、赤道半径のほうが約21㎞長く、わずかに平べったい球体をしている。赤道の全周は、およそ40,077㎞で、日本列島13個分の長さに相当し、時速250㎞の新幹線でも、7日近くもかかる距離である。北極と南極を通る極周りの長さはおよそ40,009㎞です。子午線一度の長さを測ることは古く紀元前三世紀にギリシャ人のエラトステネスがかなり正確に測っているが、近代になってから南米チリで測量した学者がいる。フランス人の地理学者シャルル・マリー・ド・ラ・コンダミーヌ(1701-1775)である。日本ではほとんど知られていないが欧米では彼に関する研究書も多い。コンダミーヌは1735年、ピエール・ブーゲらとチリ測量隊に加わり、赤道付近のチリの子午線を正確に測量した。その成果は1749年に Figue de la terre determineとして発表された。
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