サボテン&多肉植物
3月10日は「サボテンの日」。 サボテンが日本に最初に渡来したのは長崎港へ出入していたオランダ船がもたらしたものと考えられる。1709年刊行の「大和本草」に記載があるから、それ以前の渡来である。サボテンはポルトガル語のシャボンsabaoから出た名といわれ、サボテンの茎節を切ると出る粘質 の樹液で油などの汚れがよくおちるところから、石鹸として使われたことに由来する。
サボテン科は2000種を超える多数の品種がある。これらはコノハサボテン、ウチワサボテン、ハシラサボテンの3種に大別される。わたしたが西部劇などでみるような砂漠の大地につきさす巨大なサボテンは柱サボテンである。アメリカ南西部やメキシコ北部の砂漠地方に自生する高さ10m以上の巨大サボテンを「サグアロ」という。現地語で「人型サボテン」という意味である。近年は、観賞用のインテリアとして人気があり、交配種などで小さなサボテンが増加しており数千種も超えるとも言われている。
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