無料ブログはココログ

« 世界で最初に運転免許証が発行された国はどこ? | トップページ | 支那学文献目録 »

2019年2月20日 (水)

満月の狂人、アルバート・フィッシュ

   今夜はスーパー・ムーン。地球に接近して特に大きく見える満月の日のことである。月と地球の近地点で平均の距離より5%ほど近いという。だが満月の夜に変身する狼男の伝説など満月の夜は何かが起こる。アルバート・フィッシュ(1870-1936)はアメリカ・ワシントンD.C.で生れた。5歳のときに、戒律の厳しい孤児院に入り、たびたび体罰を受けて育つ。1898年、結婚し、生涯で6人の子供をもうける。47歳頃に妻の浮気により離婚。塗装工であったフィッシュはその後全米を放浪し、殺人を行った。彼は犠牲者の遺体を食人し、それによって性的興奮を覚えるカニバリズムでもあった。1928年5月28日、フィッシュはニューヨーク・マンハッタンのグレース・バッドという名の10歳の娘を誘拐した。殺して切断した少女の体をシチューにして食べたフィッシュは「肉は柔らかくておいしかった」と語っている。1936年。シンシン刑務所で電気椅子による死刑執行が行われた。犯行が満月の日に行われることが多かったことから「ムーン・マニアック(満月の狂人)」という異名がある。(Moon Maniac)

« 世界で最初に運転免許証が発行された国はどこ? | トップページ | 支那学文献目録 »

人国記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 世界で最初に運転免許証が発行された国はどこ? | トップページ | 支那学文献目録 »

最近のトラックバック

2025年4月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30