好きなことは散歩と雑学
正月も三日になると外に出たくなる。近所の末広中央公園に散歩する。往復1キロを15分ほど歩く。家の近所のお寺には緑が多く、お散歩コースに最適である。雑草が雨に濡れた無縁墓地など儚げで人の世のあわれを感じる。散歩という習慣は江戸時代にもあるものと考えるが、意外にも明治以降、文人の間にブームになったものらしい。実際に欧米に留学し、ステッキをついて散歩を楽しむ紳士を目の当たりにしてきた夏目漱石や森鴎外などは、東京近辺をしばし徘徊した。健康のために散歩を普及させた人物は福澤諭吉である。体を動かす三つのことを健康のために日々実践してきた、その三つとは居合いの鍛錬、米をつくこと、そして散歩をすることである。晩年になっても続いた散歩は、毎朝の習慣になっていて、広尾、目黒、芝などを巡る一里半の道のりを、1時間程かけて歩いたそうである。
高齢になると衰えてくるのは体力だけではない。脳の働きが衰えてくる。そこで脳を活性化すめためには、つねに新しい情報(ニュース)や活字などを親しむのがよい。テレビなどを見ても新発見を自分から探すようにする。日本人が好きな歴史人物、戦国時代の三英傑のひとり徳川家康。これまで数々の俳優が徳川家康を演じてきたが、いちばん最初に家康を演じた俳優は誰れ?正確に記した記事は見つけられなかったが、おそらく1911年「家康公(徳川栄達物語)」の尾上松之助ではないだろうか。
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