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2018年9月 2日 (日)

面白いドラマは脚本で決まる

   小説家に比べると脚本家という仕事の認知度は相当に低い。NHK朝ドラもテレビ小説ということで獅子文六や川端康成といった人気作家のドラマ家からスタートした。しかし「ちゅらさん」(岡田恵和)、「あまちゃん」(宮藤官九郎)、「半分、青い」(北川悦吏子)などオリジナルな原作が好評を博し、脚本家に世間の注目が集まっている。ビリー・ワイルダー監督いわく「映画は脚本が八割」と語る。映画、ドラマだけではなく、脚本はアニメ、Vシネマ、ゲームなどにも需要がある。時流は女性脚本家が主流になっている。昨夜、脚本家・岡田磨里による「学校へ行けなかった私が「あの恋」「ここさけ」を書くまで」を見る。主演は前田敦子、「もらとりあむタマ子」のあっちゃんには適役である。埼玉・秩父に育ち、不登校、引きこもりの学生時代を送ったヒロインの自伝が元になっている。パンツ引きこもりの間、ゲームや漫画を読んだが、小説も読んでいた。「それが疲れて来ると、字義どおりの消日になった」志賀直哉の暗夜行路の一節。「消日(しょうじつ)する」とはたいしたこともせずその日を過ごすこと。前田のパンツ丸見えシーンが2回もあった。自転車でスカートがからまる場面と蒲団の寝乱れ姿のパンツがやたらと印象に残った。ちなみに「あの花」とは「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」(映画では浜辺美波)、「ここさけ」は「心が叫びたがっているんだ」(映画では芳根京子)。

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