戦地の図書館 海を越えた一億四千万冊
モリー・グプティル・マニング著 松尾恭子訳 東京創元社 2016年。第二次世界大戦終結までに、ナチス・ドイツは発禁・禁書によって一億冊を超える書物をこの世から消し去った。対するアメリカは、戦地の兵隊たちに本を送り続けた。その数、およそ一億四千冊。アメリカの図書館員たちは、全国から寄付された書籍を兵士に送る図書運動を展開し、軍と出版業界は、兵士用に作られた新しいペーパーバック「兵隊文庫」を発行して、あらゆるジャンルの本を世界中の戦地に送り届けた。本のかたちを、そして社会を根底から変えた史上最大の図書作戦の全貌を描く、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーの傑作ノンフィクション。
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