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2018年7月 2日 (月)

ロリータとナオミ

Nabokov   「ロリータ」の作者ウラジミール・ナボコフ(画像)の1977年の忌日。小説は未読でスタンリー・キューブリック監督、34歳の映画「ロリータ」(1962年)を観る。アメリカの田舎町に下宿する中年の教授ハンバート。未亡人シャーロットは彼を愛するが、その娘ロリータの美しさに心を奪われ、彼女との絆を保つため未亡人と結婚する。やがてシャーロットは事故死し、2人は車で旅にゆく。途中、病気になり、病院へ。ハンバートが気が付くと、ロリータは失踪している。3年後、ロリータから妊娠して、金に困っているという知らせが届く。再会するが、ハンバートはロリータが失踪した本当の理由を知る。ロリータはクィルティという心理学者に魅かれ、同棲していた。ハンバートはクィルティを殺害し、自殺する。ウラジミール・ナボコフのベストセラー小説の映画化だが、映画の評価としては芳しくない。問題作に主演したスー・リオンは世界中で妖しい写真が氾濫して有名になった。しかし、その後の作品に恵まれず、2度の離婚のあと、コロラドの刑務所で服役中の強盗殺人犯と文通を通して知り合い結婚、話題になる。なおナボコフの小説「ロリータ」は1955年に完成したが、ハインツ・フォン・リヒベルクの1916年の作品にロリータという少女の話がでており、その淵源をうかがうことができる。また谷崎潤一郎の「痴人の愛」(1924年)の淵源は「源氏物語」にかいまみることができる。(7月2日)

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コメント

1997年版、エイドリアン・ライン監督作品の「ロリータ」見ました。

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