六月の花嫁
英語に「ジューン・ブライド June bride」という言葉があり、「六月の花嫁は幸せになる」という格言もある。6月を結婚式の最上とする考え方は、ローマ神話の女性と結婚の守護神であるユノ(JUNO)の祭典が行われる月が結婚月だからと一般には説明される。
もっともこれには異説もある。昔のヨーロッパ人は戸外でセックスをした。17世紀になるまで、扉で仕切られた私寝室を持たなかった。寒い冬の間は、野外でのセックスはできない。それで、4月になって、春の到来とともに若い男女はアウト・ドア・セックスを楽しみはじめる。だが、すぐには結婚できない。中世にあっては、教区教会に婚約が届け出られ、40日間の公示期間がすぎてからようやく正式の結婚が許可される。その40日のあいだに、どこからも異議が出ないことが条件である。だから、結婚式は、早くても6月になるのである。


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