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2018年4月14日 (土)

利き手の研究

12419f0c  大阪樟蔭女子大学の卒業論文の題目を見ていると「利き手の選択」という題に興味を覚えた。むかしは子供の利き手の矯正をしていたが、無理をすると大人になってコンプレックスが残る場合がある。しかし左利きの人は世界で10%くらいの割合で、不便なこともある。早く矯正するべきか、そのままでよいのか、悩ましい問題である。オバマ大統領が左利きなのは有名なことである。直近フォードから7人の大統領のうち5人が左利きというのも珍しい。左利きの人は右脳が発達しており、天才型が多い。ダヴィンチ、ミケランジェロ、ピカソ、バッハ、モーツァルト、ベートーベン、アインシュタイン、チャップリンなど。

なぜ人類は右利きが多いのか?人類学から考えててみよう。最近、タンザニアで発見された180万年前の化石人類ホモ・ハビルスの顎から、当時から右利きであることが分かった。なぜ人類は右利きが多くなったのか。それは脳の進化と関係している。集団で狩猟をするには、言葉によるコミュニケーションが必要不可欠だ。急速に言語脳を発達させた人類は、結果的に左脳とつながっている右半身が優位、つまり右利きが増えていつたと考えられている。

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