ロングフェローと津田梅子
さらば、われら、奮起して励もう
いかなる運命にも勇気をもって。
絶えず成し遂げ、絶えず追い求め、
刻苦してあとは待つことを学ぼう。
(ロングフェロー「人生讃歌」の一部)
19世紀のアメリカで最も広く愛誦された詩人ヘンリー・ワーズワース・ロングフェローは1882年のこの日、75歳で死去した。しかし20世紀に入ると、「単純な人生理解、露骨な教訓調など、この詩はほとんど嘲笑の対象になった」(岩波文庫『アメリカ名詩選』)とある。明治時代の日本ではロングフェローの詩は大いに歓迎された。津田梅子(1864-1929)は岩倉使節団に加わり、最年少の6歳で訪米し、11年をアメリカで過ごした。梅子をあずかったチャールズ・ランメン夫妻はニュー・イングランド系の知識人で、夫妻の交友関係には東部の文人たちが多く、詩人のホイッチャーやロングフェローもいた。梅子は晩年のロングフェローに会っており、彼の詩を暗誦したといわれている。(Henry Wadsworth Longfellow)
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津田梅子の足跡は興味深い。
明治の初め日本人女性で欧米の教育と生活習慣を身につけた日本女性・・。
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年3月23日 (土) 23時48分