最古の孫悟空
現在伝えられている「西遊記」の作者は明の終わりのころの呉承恩といわれている。しかしその元になった話は宋の時代には、さかんに語られ、芝居にもなっていたらしい。「西遊記」の最初の形は誰にもわからない。先ごろ、河南省文物考古研究所が所蔵する陶器(河南省亰鞏義市出土)から西遊記に登場する孫悟空像が発見された。頭に輪をはめて猿の形をしている。唐代のもので最古の孫悟空像である。
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