俵藤太の謎を探る
大河ドラマ「風と雲と虹と」(1976年)を観る。加藤剛演じる平将門を弓矢で射殺す豪傑・俵藤太は「太陽にほえろ」の山さん・露口茂である。そもそも俵藤太は何者?平安中期の地方豪族で藤原村雄の子。本名は藤原秀郷。生没年不詳。ムカデ退治の伝説がある。秀郷は将門征伐の功によって下野国と武蔵国の国守に任命された。ところが、秀郷の子、千晴は安和の変がおこると、皇太子守平親王(円融天皇)の廃立をはかつたとして隠岐に流された。この結果、秀郷の子孫は朝廷の足掛かりを失った。それでも、一族の末裔は小山氏、結城氏など、東国の豪族として栄えた。
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