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2018年3月24日 (土)

諸説あり!「じんじろげ」の由来

 岡田奈々をセンターにしたAKB48のシングル曲「ジャーバージャ」。ジャーバージャとは特に意味のない造語である。流行歌には昔から意味不明の歌詞が好まれるようである。ダンチョネ節、デカンショ節、ズンドコ節、ツーレロ節などなど。西城秀樹のヒット曲「ギャランドゥ」も意味のない造語。ここでは森山加代子がおさげ髪の頃歌ってヒットした「じんじろげ」を取り上げる。「♪ジンジロゲヤ ジンジロゲ ドレドンガラガッタ ホーレツラッパノ ツーレツ」意味不明の歌詞が続く。「そんな変な歌、歌うんじゃありません」と母に叱られた。歌詞は日本語と外国語をごちゃまぜにしたようにみえる。当時、森山の所属する芸能事務所社長の曲直瀬正雄が学生時代に覚えた歌詞にあうよう作曲家中村八大に作らせたといわれる。レコードは昭和36年1月に東芝音楽工業から「じんじろげ」として発売された。おりからテレビが各家庭に普及しだしたときであり、キュートな森山の印象とともに多くの人々の記憶に残る。しかし出所不明な歌曲であることから今日歌われることはほとんどない。第二の説は久留島秀三郎(1888-1970)が明治41年にインド人から聞いたとする説。その後、ボーイスカウトを通じて広まった。第三の説は大正中期の旧制高校寮歌。「ヂンヂロゲ踊り」という暗闇で行う結婚式を擬した秘祭。第四の説は昭和38年頃、元演歌師、渋谷白涙が自分の作品だとする。彼の話によれば、大正6、7年ころ、ボビーというインド人から教えられたという。裁判に及んだものの証拠不十分ということで渋谷の主張は認められなかった。しかしこの原曲がインドの民謡であることは可能性が高い。「ヒラミヤバミヤ チヨイナダ ディーヤ」の部分については、ヒンズー語で「雨が降ってきた忽ち川と流れる」(Hila mil pari a jori nana diya)と解することができる。つまり原曲はインド民謡「雨期礼賛の歌」と考えられるが、いまだこの民謡が本当に歌われ存在するのか確証はとれていない。曲直瀬が記憶していたのは大正初期の演歌師が歌っていた俗謡だろう。ちなみに「じんじろげ」とは一説によると「女性の陰毛」のことと説かれるがあまり根拠はない。その卑猥性のため今日あまり放送されないのかもしれない。

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