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2018年1月29日 (月)

シルクロード東西文物交流史

 本日は「シルクロードの日」。1900年のこの日、スウェン・ヘディンによって楼蘭が発見された。以来100年あまり、世界史では東西交渉や東西交流の研究がさかんである。東西貿易の品目は、珍奇な特産物や上流階級の奢侈品で、たとえば中国の生糸や絹、陶磁器、茶、東南アジアの香辛料。時代が下り、中国で発明された製紙法が西伝した。西から東へは馬、トンボ玉、ガラス器、葡萄酒など多くの文物が東伝した。中国の本草書「本草綱目」などによると、「葡萄」や「苴宿(馬ゴヤシ)」はいずれも漢の張騫が持ってきたと書いてある。ほうれん草も西方からもたらされたものだが、ずっと後のこと。唐代に「頗稜国」からきたとある。ペルシア(現在のイランを指す)であるが、後に改字して「菠薐(ホリン)」となり、日本では転化して「ホウレン」となった。ちなみに日本に伝わったのは江戸時代初期の頃で、「唐菜」「赤根菜」」の名称で渡来したが、あまり普及しなかった。

   東西交流の影響は文物だけではない。絵画をはじめとする芸術もその影響がみられる。7世紀末の仏教絵画である法隆寺金堂壁画は1949年の火災で惜しくも消失したが、近年東京芸大のクローン復元でよみがえった。この絵画はむかしインドのアジャンター石窟群との類似が説かれたこともあったが、近年は中国唐代に盛行むした、仏教絵画様式が直接的に影響を受けている。つまり、敦煌、キジル、ホータン・・・シルクロードのさまざまなオアシスで開花した技法が使われていた。作者は不明であるが、高句麗から渡来した僧、曇徴とする説もある。中央に阿弥陀仏を描き、両脇に観音菩薩立像、勢至菩薩立像のの両脇侍像が配置された三尊仏の構図である。(3月28日)

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