龍馬ブームをつくった男
坂本龍馬の名を知らしめたのは、明治16年、坂崎紫瀾(1853-1913)が高知の「土陽新聞」に「汗血千里駒」を連載したことによる。しかし龍馬ブームといえるのは日露戦争ころのことであろう。
香川敬三(1839-1915)は岩倉具視のもとで倒幕の密議に参加。流山で甲陽鎮撫隊陣屋を襲って近藤勇の捕縛に功があった。明治になり、宮内少輔などを歴任。日露戦争の際、昭憲皇后の夢に坂本龍馬が現れたという宣伝を行ったのも香川である。幕末維新をデッサンした人物といえる。明治の顕官でありながら写真があまりない。彼は明治天皇擁立の謎を握っているのかもしれない。この逸話についてNHK「美子伝説」では、田中光顕が創作したこととなっている。
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