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2018年1月10日 (水)

東京150年

 最近、「明治」と冠のついた特集や記事、幕末の志士の伝記・ドラマの予告が目に付く。とくに大河ドラマは西郷隆盛が主役だ。ちょうど今から50年前、1968年も明治100年で記念式典や出版事業が盛んだった。当時は高度成長期で、なぜ日本が戦後うまく行ったか自信にあふれていた時代だった。今年の150年の記念事業があのときほど盛大に盛り上がりるかはわからない。明治150年とは東京150年ということでもある。日本の首都はどこかと問うと、ほとんどの人は東京と答える。実は明治維新から主要な官庁が東京に集中したので、いつのまにか首都機能を持つ都市となったというだけで、「東京が首都である」と規定した法令は作られたことはなかった。古来、日本では天皇の御在所が都であるという認識があるので、東京が首都ということになっているだけである。江戸城が明治新政府に接収され、江戸を首都とする意見が出されたとき、公家や京都市民の間から、反対の声が沸き起こった。9月になってようやく天皇は京都を出発し、10月に江戸城に入り、これを東京城と改めた。このとき東京市民一同へ酒を賜わるとの御沙汰があり、市民はこれを天盃頂戴といって、時ならぬお祭りさわぎを演じた。天皇は12月、いつたん京都にもどって立后の儀をあげ、翌明治2年3月、京都市民の反対を無視して、東京再幸を強行した。同時に、太政官を東幸中は東京に移す旨を布告し、やがて中央行政機関がしだいに東京に移されていった。東幸といい再幸といい、政府はついに遷都を発表しないまま東京を新しい首都とした。

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