韓国・朝鮮を歩いていると、農村では、いまも、顔が彫られた二本の柱や、高い竿の上に鳥が止まった神竿を目にすることがある。二本の柱をチャンスンといい、多くは男女一対で建てられ、天下大将軍、地下女将軍などの文字が彫られている。神竿(ソッテ)は村を災難や疫病から守り、豊作をもたらす農業神の役割をはたしてくれるものである。日本の地蔵や道祖神も韓国・朝鮮のチャンスン、ソッテの信仰も、ルーツは同じ自然そのものを神として信仰するシャーマニズムと考えられている。水木しげる「ゲゲゲの鬼太郎第2巻」(中央公論社)の「朝鮮魔法」にも奇怪な形をした石仏や魔除けの像がたくさん登場する。(少年マガジン昭和43年2月初出)
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