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長生標とは、朝鮮の村落社会の守護神であり、また里程標や境界標示の機能を備えていた。この画像は、象川里「国長生石標」(蔚山広域市)。
長生標は「チャンスン」というが、名称は各地さまざまで、コルマギ、スサルマギ(中部)、ポクス(南部)、ミルク(北西部)などと呼ばれ、風水説や仏教と関係が深い。この長生標の碑石は、通度寺の境界を標示するために立てられたもので、1085年(高麗宣宗2年)12個の長生標を立てたことが知られているが、これはそれらの1つと考えられる。高さが1.2m、幅62㎝程度である。
参考:稲葉岩吉「長生標及び長生庫補考」 東亜経済研究15-4、1931
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