なぜ日本人はドーナツが好きなのか?
「楽観主義者はドーナツの輪を見る。悲観主義者は、穴を見る」19世紀イギリスの劇作家オスカー・ワイルドの言葉だが、すでにリングドーナツは19世紀中頃あたりから見られるようになった。日本人もドーナツがたいへん好きなスイーツである。都市の市街地の人口が減少し、郊外の人口が増加する人口移動現象を「ドーナツ化現象」という。この言葉は一般には日本国内に用いられる言葉であり、海外でこれに対応する言葉はなく、近い言葉にスプロール化現象がある。地理学上、よく用いられるものの地理学者の学説ではなく、戦後、都市中心部の地価が高騰し、環境も悪化して、まるでドーナツの真ん中に穴が空くように、人口が都心を離れて郊外へと移っていったところから自然に生まれたマスコミの造語らしい。いつ、だれが作った語か明らかではない。この「ドーナツ」を日本人に親しいお菓子としたのはペギー葉山が歌う「ドレミの歌」である。「♪ドはドーナツのド、レはレモンのレ」である。原詩は、「Doe、a dear(小鹿) Ray 、a drop of golden sun(黄金の太陽の落とし物)」である。日本訳詞ではほかに「ドはどこまでも、レはレンゲ草」(九重佑三子)もあった。やはりドーナツが正解であった。urban sprawl
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