禁酒法時代
1919年10月28日、ボルステッド法(国家禁酒法)が成立した。法律の起草者、下院司法委員長アンドリュー・ボルステッドにちなんでつけられた名称である。だがこれによって犯罪組織はかえって跋扈した。オマハのトム・デニスやシカゴのアル・カポネは違法な酒の製造販売で大金を稼いだ。また酒税がなくなったことで政府財源に悪影響を及ぼした。ジョン・F・ケネディの父のように酒の密輸で大きな財源を築いた者もいる。ジャズやダンス、映画が流行った。女性の服装も大きく変化した。コルセットをしなくなり、ブラジャーやストッキングなどが普及した。また女性は安価な既製服を買うようになった。14年間もの間、飲酒が禁止されたのだが、実際には法律発効以前に買いためておいた酒は、取り締まりの対象にならないというザル法であった。1932年の大統領選挙では禁酒法が争点となり、フランクリン・ルーズヴェルトが禁酒法の廃止を訴えて勝利した。(Volstead Act,prohibition)
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