台風接近
大型で非常に強い台風5号が勢力を保つたまま四国を上陸し、西日本を縦断する見込みである。暴風・高波・大雨に警戒が必要だ。お店も臨時休業です。
日本では、台風のことを「野分(のわき)」といったが、江戸時代には「大風(おおかぜ)」と呼んでいた。佐賀藩御蔵方の古文書に「文政十一(戌)子八月八日夜半より未曽有之大風有之御領内破損所目安」と記されている。1828年の「シーボルト台風(子午の大風)」のことである。「大風」から「颱風」と呼び名が変わったのは幕末から明治にかけてのころであるが、一風変わった経過がある。もともと中国では激しい風のことを「颱風」といったが、その後、西洋に伝わり、タイフーンtyphoonが我が国に逆輸入されて「颱風」となったという。
« 古代ローマ元老院議員ピソの別荘 | トップページ | ワニ・サメ論争 »
コメント