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2017年7月21日 (金)

珍地名・珍人名

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   日本では誤解を招く海外の地名や人名がある。アメリカの野球選手にショーン・オチンコ(29歳)がいる。守備が捕手なので来日することはまずなさそうだ。エンジニアの安居良基さんは、高校生の時、地理のテストで答えが分からなかったので、答案に「エロマンガ島」と書き込んだ。地理の教師に呼び出されて、叱られたので、地図帳を広げて、エロマンガ島の実在性を示すと、教師は「なるほど」と感心していたという。

    エロマンガ島はバヌアツ共和国、メラネシアのニューヘブリディーズ諸島の一つでサンゴ礁に囲まれた島。面積975k㎡、人口1500人。かつては1万人もの人が住んでいたが、白人が白檀の樹を掠奪したり、インフルエンザなどの病気を島に持ち込んだために、人口が激減した。エロマンガとはアボリジニーの言葉で「熱い強風の平原」という意味らしい。1980年7月には83の島からなるバヌアツ共和国が成立した。エロマンガ島は、ほぼ真ん中に位置し、近年は一般にイロマンゴ島と表記されるようになっている。バヌアツにはこのほかにオナラ湾とい珍地名もあるそうだ。その他の世界珍地名には、インドネシアのバリ島にあるキンタマーニという村。モスクワにヤキマンコ、あるいはオランダ南西部にある保養地スヘフェニンゲン(スケベ人間)などが存在するという。

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ヤン・ファン・ホイエン 「スヘーフェニンゲンの海辺」1634年

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