グリーン・スリーブス(緑の袖)の意味
伝統的なイングランド民謡「グリーン・スリーブス」。16世紀エリザベス朝時代の節回しが使われており、現在知られている歌で讃美歌など宗教音楽を除くと、一番古い歌ではないかといわれている。最近では「心が叫びたがっているんだ」でも劇中歌として使われている。映画「西部開拓史」でデビー・レイノルズが歌っていたのは「Home in the Meadow」はグリーンスリーブスをアレンジしている。「グリーンスリーブス」(緑の袖)とは何か。中世ヨーロッパでは緑色は売春と関係があるとされ、「緑の袖」は取り外しができ、その職業は娼婦と思われる。ダンテ・ゲイブルエル・ロセッティの絵画「My Lady Greensleeves 」(1863)も娼婦を思わせる女性である。恋人との情事は草むらで行われ、袖が草に染まる事を示している。
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