英国貴族の書斎の実態
ロンドンには「ブックメイカー」という看板をみかける。これは製本屋ではない。賭博屋である。つまり競馬やドッグレース、サッカーなどの賭博を請け負う店である。なんでも賭けの対象になるようで、次の首相は誰か、ダイアナ妃は離婚するか、相撲の優勝は誰か、など何でもあるらしい。これは今に始まったことではなく、中世以来、イギリス人は賭博が好きだった。賭博に入れあげて、名家が落ちぶれたという話は五万とあるらしい。
ところで、英国貴族の象徴といえば、豪華な革表紙、天金入りの本がズラリと天井まで並んだ書斎のある邸宅であろう。だが、貴族にあまり読書家はいない。単なる飾りに過ぎず、それが証拠にページは一度も開かれた形跡がなく、ひどいのになると、装丁だけで中は木箱というのが多いのだそうだ。
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