田中絹代から始まった日本「投げキッス」史
広辞苑によると、「指先を自分の唇に当て、その指を相手に向かって投げ送る身ぶり」とある。欧米のエンターテイメント業界では、レッドカーペットなどでカメラマンが「投げキッス」を求められるのは日常茶飯事であるが、日本ではあまり見られない。西内まりやが「Chu Chu」と歌いながら「投げキッス」をしたものの不評だった。この「投げキッス」の歴史も日本のエンタメ業界ではおよそ70年の歴史を有する。1950年アメリカ帰りの田中絹代が派手な衣装とサングラスでカメラマンに向かって「投げキッス」を送りつけたものの、マスコミから袋叩きにあい、彼女につけられたあだ名が「アメション女優」だった。
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