昭和40年の物価
朝ドラ「ひよっこ」が懐かしい時代をていねいに描いている。向島電気に勤めているみね子の初任給が12000円。このうち寮費等差し引き手取6000円。それから5000円を家族に仕送りするので、残り1000円。ドラマで紹介されるものは東京の物価なので地方より少し高め。銭湯大人28円、ラムネ15円、ラーメン75円、映画館400円(おそらくロードショー)。郵便はがき15円。ほかにいろいろと調べると、週刊平凡が50円、ベストセラー「おれについてこい」大松博文250円。LPレコードが2000円、EPが290円から330円程度。この年発売された新健康ドリンク「オロナミンC」は100円だった。東京オリンピックが終わり、その熱気もようやく一段落した昭和40年、日本は一転して不況に見舞われた。いわゆる「40年不況」が到来した。
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