アメリカの地域貸出文庫
Little Free Library(リトル・フリー・ライブラリー)、図書ボックス(ミニ私設図書館)が海外でブームである。郵便ポストか鳥小屋のような小さな本棚を庭先につくり、自分の好きな本を人に利用してもらう。ここ数年、地域社会の中で、近隣の人たちに小さな箱に納められた本を無料で貸し出すという読書運動が、北米および他国で広がっている。国土が広いアメリカでは、書店や図書館が身近にないこともあって、誰でも手軽にできる図書ボックスが普及している。またイギリスでは携帯電話の普及で利用が減った公衆電話をミニ図書館に転用ケースも見られる。
しかし、日本でも古くから家庭文庫、地域文庫といった、私設図書館は存在する。自宅の一室を無料開放して文庫を開いたり、神社の社務所や団地の一角、ガレージなどに本棚を並べて貸出をしている。
« 働かない生き方 | トップページ | イタリア語単語集 »
「図書館」カテゴリの記事
- キンバリー市立図書館の幽霊(2022.04.24)
- 東洋文庫(2017.01.26)
- ノルデンショルドの日本図書コレクション(2016.11.04)
- めずらしい本、ありふれた本、そして面白い本(2019.06.11)
- アンブロジアーナ図書館(2016.04.17)
コメント