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2017年4月15日 (土)

なぜ仮名は山田太郎なのか?

P2090002_convert_20100222131035   「ぼくの渾名を知ってるかい。朝刊太郎と言うんだぜ~♪」山田太郎のさわやかな青春歌謡が町に流れていたのは、昭和40年のことであった。テレビドラマ「山田太郎ものがたり」は高校生の山田太郎(二宮和也)。貧乏家族で6人もの弟妹たちの給食費を稼ぐため、アルバイトをして、節約し、貯金をためる。このドラマでは山田太郎はビンボー人の代名詞となっている。時代は変われど、山田太郎というありふれたネームは、ごく一般の庶民というイメージから、なんとなく親しみやすく、ユーモラスな感じのある日本人名前の典型となっている。いつ頃から山田太郎がありきたりな名前、仮名として使われたのか?なんと現実に全国でおよそ200人も山田太郎さんがいるという。NHK人名探求バラエティー「日本人のおなまぇ!」ではなぜ山田太郎が代表的な名前になったのかを徹底解明する。文書の記入例に多い説、ドカベン主人公説などこれまでの俗説を否定する。NHKが全国1896の市区町村に電話取材したところ、住民票の記入例に山田太郎を使用しているところは、わずか0.9パーセントであることがわかった。そして1963年デビューの「新聞少年」を歌った山田太郎が「山田=平凡説」のきっかけになったと結論する。当時、平凡の意味が今とは異なり、良いイメージだったという。本当に歌手山田太郎が代表的な名前となったルーツなのか、あるいは、それ以前から山田太郎が平凡名の典型だったのか、今後もさらに検証を要する課題である。個人的な記憶では昭和30年頃すでに山田太郎が典型的な形式の日本人の名前として、書類の記入例などに良く用いられていたと思う。戦前の作家、牧逸馬の短編小説「浴槽の花嫁」には「これも山田太郎的に、変名で候という変名だ」とあることから、昭和初期には山田太郎は典型的な仮名だったことがわかる。

 

 

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