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2017年4月10日 (月)

死語辞典「婦人」

Photo_8     今日、「婦人」という言葉は公的な場所でほとんど使われなくなっている。1949年以来、4月10日に始まる1週間を「婦人週間」と呼んで、女性の地位向上のための啓発活動を展開してきたが、1998年から「女性週間」に改められた。これより先、1996年度に労働省(現厚生労働省)は「婦人局」から「女性局」へと名称変更を行うなど、各地の自治体の部署名や女性団体の「婦人」という名称を「女性」に改められた。なぜ婦人から女性へと、呼称が変化したのだろうか。「婦人」は、年配の女性や既婚の女性という限定的な意味合いが強いというのが理由という。しかし「婦人」から「女性」へと行政が主導的に変更した理由は、「婦」の漢字の文字構造を分解したとき、封建的で差別的な要素が認められると判断したのではあるまいか。「婦」という字が旁の部分に竹カンムリをつけると「箒(ほうき)」という字になるから、「婦」という字は「ほうきを持った女性」のことで、これは女性を家事労働にしばりつける、きわめて差別的な文字である、と一部の人が主張したのである。このような文字の解釈は俗受けするものの、古代中国の生活や文化について正しく理解しているものではなく、漢字の成り立ちから考えるとおかしい話である。この場合の箒は、戸外や一般家庭の掃除に使われるものではなく、先祖の位牌を祀った祭壇を清めるために使われるものであって、それを管轄する「婦」は、一族の中でもっとも地位の高い女性にほかならない。実際の甲骨文字などでは「王妃」という意味で使われている。「婦」が一般の女性を意味するようになるのは、ずつと後の時代のことである。だが俗受けする説は広がって、「婦人警官」「看護婦」「助産婦」などという言葉も言い換えされている。言葉狩りをすれば際限がない。

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