無料ブログはココログ

« 世界で一番幸福な国ノルウェー | トップページ | やすらぎのひとときを映画音楽で »

2017年3月22日 (水)

ゲーテ「野の小バラ」

331834

    ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテはドイツ最大の文学者・小説家・劇作家。ダンテ・シェークスピアと並んで世界三大文豪の一人といわれる。死に際に「もっと光を」(Meht Licht)と言った。1832年3月22日、83歳で没した。

わらべは見つけた 小バラの咲くのを

野に咲く小バラ

若く目ざめる美しさ

近く見ようとかけよって

心うれしくながめたり

小バラよ、小バラ、あかい小バラよ

野に咲く小バラ

          *

わらべは言った「お前を折るよ

野に咲く小バラ!」

小バラは言った「私は刺します

いつも私を忘れぬように

めったに折られぬ私です」

小バラよ、小バラ、あかい小バラよ

野に咲く小バラ

          *

けれども手折った手荒いわらべ

野に咲く小バラ

泣き声、ため息、かいもなく

折られてしまった 是非もなく

小バラよ、小バラよ、あかい小バラよ

野に咲く小バラよ

               高橋健二訳

  この詩は一説によれば、少年の性のめざめと官能の喜び、そのあとにつづく魂の傷あとのうずきをうたっているという。英語にも「Gather roses while you may.」「Gather roses」(バラをつみとる)とは人生の快楽を求める意。

« 世界で一番幸福な国ノルウェー | トップページ | やすらぎのひとときを映画音楽で »

今日は何の日」カテゴリの記事

コメント

欧米の文学の喩法はキリスト教の聖書時代、ギリシャ、ローマ時代を経てから連綿と続くもので、かなり複雑に入り組み、これに地方の国民性が加わっているので微妙ですね。

わらべは見たり野中のバラ…という歌がありましたよね

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 世界で一番幸福な国ノルウェー | トップページ | やすらぎのひとときを映画音楽で »

最近のトラックバック

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30