イサクの犠牲
アブラハムはメソポタミア南部の大都市ウルで生まれたが、父に連れられて北方のハランに移住し、75歳のときそこからまた、神の命令に従い、パレスチナに移った。アブラハムにはサラという妻がありましたが、2人は長い間、子どもに恵まれなかった。ところがアブラハムが99歳になったとき、神が彼にのぞんでいわれた。「彼女によってあなたに1人の男の子を授けよう」アブラハムは、自分が100歳近く、サラは90歳にもなってどうして子が生れようか、心のなかで笑いました。けれども、実際に男の子が生れて、イサクと名づけました。イサクとは「笑い」という意味である。
あるとき「あなたの愛するひとり子イサクを連れてモリヤの地に行き、わたしが示す山で彼を燔祭としてささげなさい」という驚くべき命令を神から与えられたが、黙ってこれに従い、息子を連れて3日間旅をして指定された場所に着いた。そして連れてきたふたりの従者は、乗ってきたロバとともに麓に残し、イサクに薪を背負わせ、彼自身は火と刃物を手に持ちふたりだけで、のちにエルサレムの神殿が築かれることになる山を登り、そこに祭壇を設け、イサクをしばり、薪の上に載せると、刃物を振って殺そうとした。しかしその瞬間に、天使が声をかけて彼をとめ、アブラハムが目をあげて見ると、背後のやぶに1頭の雄羊がいたので、彼はこれを捕らえ、イサクの代わりに生贄として神に供えて、それを生贄とした。イサクが結婚する年齢になった時、アブラハムは彼のために妻を見つけさせた。これがリベカである。イサクとその家族はカナンとネゲブとの間を往来した。イサクの羊飼いが、ある井戸のことで争いを起こしたので、「7つの井戸」と呼ばれるベエル・シバに移った。イサクが死んだ時、彼もまたマクペラの洞穴のなかのアブラハムのそばに葬むられた。
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