北米自然観察図鑑
年間およそ200万人の観光客が訪れる北西部モンタナ州グレーシャー国立公園。しかし初期の森の探検家たちからは、その樹木が船舶材に使えるかどうかという目でしか見られなかった。今日、国立公園として保護されている北米の山々は森林浴として人間をはじめ動物にはかり知れない恩恵を与えているといわれる。とくに自然とふれあうことは人間にとって精神に及ぼす影響もあるが、森林の写真を見るだけでも脳の心地よさの領域に血液があつまり、リラックス効果があるといわれる。かつて大森林地帯には、たくさんの動物が住んでいた。ビーバーやアライグマは森の人気者である。ビーバーはよい毛皮がとれるので人間のあくことない、欲望の犠牲となったが、今日ではラッコ、オットセイなどともに国の自然保護の下に生きのびられるようになった。オポッサムという奇妙な動物がいる。彼らが繁栄した原因の1つは、他の動物に襲われると死んだまねをすること、食べてもまずいこと、この2つが組み合わさって捕食者に食べにくいという印象を与えたという。
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2番目の写真てレッサーパンダじゃないんですか
投稿: | 2011年5月23日 (月) 13時47分
ご指摘のとおりです。お詫びして訂正します。
投稿: ケペル | 2011年5月23日 (月) 14時26分