マット・モンロー「慕情」
数多い映画音楽の中でもアルフレッド・ニューマン作曲の「慕情」は実に多くの歌手によって歌い継がれてきた名曲である。ザ・フォー・エイセス、フランク・シナトラ、ナット・キング・コール、アンディ・ウィリアム、コニー・フランシスなどが一般によく知られるがサントラ盤はマット・モンローである。私が買った初めてのシングルレコードはA面が「ロシアより愛をこめて」でB面が「慕情」のマット・モンローのものだった。声量ではシナトラより劣るものの、甘いバリトンが魅力だった。映画「慕情」の主題歌は当初シナトラにオファーがあったのに、彼はなんと断ってしまった。後でたいへん後悔したという。
日本ではマット・モンローの名はもう忘れられただろうが、イギリスではいまも愛されているという。惜しい哉、1985年、54歳の若さで癌で亡くなっている。代表曲は「さらばベルリンの灯よ」「ロシアより愛をこめて」「野生のエルザ」
慕 情
愛は多くの輝きに満ち溢れている
美しき恋が咲く四月のバラ
人は生きる喜びを知る
恋は人を王者とし、黄金の王冠を授ける
風吹く丘の上に立ちて朝霧の中
2人は口づけを交わせば
この世の時は止まる
君の指がふれる時
歌うよろこびを私は知る
そう、真の愛は人生に多くの輝きをあたえる
素晴らしいものである
« アマゾンの女戦士は実在したか? | トップページ | キナバル山 »
「音楽」カテゴリの記事
- クリフォード・ブラウン(2024.04.27)
- 佐川満男さんを悼む(2024.04.20)
- オリーブの首飾り(2024.03.28)
- ビージー・アデール(2021.12.11)
- Emi Fujita(2021.12.06)
コメント