月光院
月光院(1685-1752)は、徳川家宣の側室で、7代将軍家継の生母。側室としての名は喜世(きよ)が知られる。NHK土曜ドラマ「忠臣蔵の恋」で武井咲がヒロインきよを演じている。この忠臣蔵、吉良邸討ち入り→切腹で話は終わらない。赤穂義士の一人、磯貝十郎左衛門と契を交わしたきよが討ち入り後、大奥に出仕し、側室となり、やがてのちの将軍を産む。だが、「忠臣蔵の恋」のように、きよと磯貝とが恋仲であったかどうかはっきりとした歴史資料は見当たらない。ドラマの原作者、諸田玲子は「四十八人目の忠臣を書くにあたって主人公を磯貝十郎左衛門にした理由について「消去法によって四十七士を絞った結果」と講演で述べている。やはり、きよと赤穂浪士の関係は小説やドラマの中の話と考えるべきである。
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