アマゾンの女戦士は実在したか?
アマゾン河といえば、ブラジル・コロンビア・ペルーを6437㎞を流れる大河である。アマゾンの源流はペルーアンデス山脈のミスミ山にあるという。この河の名の由来はギリシア神話に登場する弓矢をとり馬を乗り回す女戦士からきている。「a(否定)」+「mazos(マゾス、乳)」、つまり「乳なし」のこと。弓などの武器を使う時に右の乳房が邪魔になることから、切り落としたため「アマゾネス」と呼ばれた。1542年、インカ帝国を滅ぼしたピサロの元で新世界探検に参加したフランシスコ・デ・オレリャーナがアマゾン川の流域を探検した。途中、勇敢な女性戦士から攻撃を受けた、という記録がカルバハル神父によって残された。それがもととなってアマゾネスの伝説に因んだ地名がつけられた。しかし、現在では長髪の男戦士と間違えたと考える学者もおり、真偽は定かではない。
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