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2016年12月25日 (日)

サンタの服が赤いのは!? 

Photo_4     一般に、イエスは12月25日に生れたとされている。「クリスマス」は「キリストのミサ」、つまりキリスト降誕を祝うミサを意味する。しかし聖書にはイエスの誕生の日付は記されていない。12月25日は、農耕神サトゥルヌスを讃えるサトゥルナリア祭やローマのソルとペルシャのミトラという太陽神の祝祭を合体させたものである。それらの異教の祝祭日を教皇ユリウス1世が西暦350年にキリスト教の誕生日であると宣言したことにはじまる。研究者によると、実際のイエスの誕生日は古代ユダヤ暦のエタニムの月(9~10月)だそうだ。初期キリスト教の伝道者たちはイエスの誕生を祝ったりせず、イエスの死だけを記念して祝った。もちろんサンタクロースの話などはイエスと無関係。小アジア(現在のトルコ)のミラの聖ニコラウス大司教に由来する。聖ニコラウスを意味するオランダ語がなまって「シンテルクラース」から派生した。今日の、赤と白の衣裳に白いあご髭をたくわえた優しそうなおじいさんのサンタは、当時の有名な画家サンドプロムが描いたコカ・コーラの広告(1931年)が世界中に広がって、知られるようになった。クリスマスにプレゼントを贈ったり、ゲームを楽しんだり、パーティで馬鹿騒ぎすることは、古代ローマ人の太陽の誕生を祝うという偽りの宗教に由来する習慣である。教会の指導者たちは、真理を教えることよりも、教会の信者席をいっぱいにすることに熱心になり、コンサートとか行事を催している。クリスマスに愛する異性と夜を過ごすという日本の風潮も嘆かわしいもの。世俗化・商業化されたクリスマスは地域経済の活性化に大きく貢献していると人はいうかもしれない。しかし経済的負担をかけることは神の崇拝とは無縁のことである。最近ではデパートなどショッピング・センター以外にも公共の場でも大きなクリスマス・ツリーをみかける。ツリーを飾る習慣は、ドイツで行われていた樹木信仰を取り入れたもので、19世紀以降に北ヨーロッパや北米に広まった。イエスをたたえるはずの時が、子供をだます時になるのはおかしなことではないだろうか?

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「キリスト教」カテゴリの記事

コメント

>サンタクロースの赤い服はコカ・コーラの広告に由来する

よく言われる話ですが、これは都市伝説です。
コカ・コーラの広告に初めてサンタクロースが採用されたのは1931年です。
しかし、以前、大正時代のクリスマスカードや挿絵を調べたことがあるのですが、どれもサンタは赤い服に描かれています。コカ・コーラの広告に採用される以前に、サンタは赤い服というイメージは日本においてすら定着していたようです。
現在のサンタのイメージは、赤い服も含め、クレメント・クラーク・ムーア作とされる『クリスマスの前の晩』(1823年)の挿絵の影響が大きいと言われています。
その真偽はともかく、古いクリスマスカード等を調べてみると、赤い服のサンタというイメージは遅くとも19世紀後半頃には定着していたのではないでしょうか。
コカ・コーラとの関係は、冬期にコーラが売れなくなることに悩んだコカ・コーラ社が、コカ・コーラのコーポレート・カラーとサンタの服の色が同じことに目を付け、広告に採用したというのが真相です。

こちらは1902年の雑誌
ttp://cdn.shopify.com/s/
files/1/0157/3938/products/
25693u-Edit_500_1024x1024.jpg

↑すみません。
URLを普通に書き込むと途中で切れる可能性があるので改行しました。
御覧になる場合は、繋いで下さい。

ご教示ありがとうございます

「都市伝説」とは事実とは別の意味なり事柄がまことしやかに真実として伝わっているーという意味でいいのでしょうかね。

よく「都市伝説」と言いますが、伝説には真実も事実もある場合もあるとおもうのですがね。


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