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2016年11月24日 (木)

最古の人類

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1974年エチオピアで発見されたアファール猿人の「ルーシー」の模型(愛知万博)

   人類は約700万年から600万年前にアフリカで誕生した。最古の人類と認められるのは猿人であり、アウストラロピテクス属の化石人骨が20世紀に入って多数発見されている。1925年レイモンド・ダートがアウストラロピテクス・アフリカヌスを発見、1959年にはルイス・リーキーがタンザニアのオルドバイ峡谷で頭骨を発見、ジンジャントロプス・ボイセイと命名した。アウストラロピテクスの一属とされ、160万年以上前のものと推定される。現在の名称はパラントロプス・ボイセイ。さらに1974年にはドナルド・ジョハンソンらがエチオピアのアファールでアウストラロピテクス・アファレンシス(ルーシーという愛称で呼ばれる)を発見した。

    猿人は原人へと進化し、100万年以上前にアフリカを出て世界各地に広がった。アジアに渡ったジャワ原人、北京原人やヨーロッパに渡ったネアンデルタール人が知られている。だがこれらの原人が現代の人類へと直接的に繋がっている確証はない。絶滅説と連続説が対立している。近年のミトコンドリアDNAの研究では、わずか10数年前に「出アフリカを果たした一団が現生人類(ホモ・サピエンス)となって世界各地に広がったとされる。太古から現在にまで、およそ1000億人の人類が生まれては死んでいったと考えられている。

Mas091002     では最古の人類出現の時期は何時ごろからだろうか?現在最も有力な説は約440年前のラミダス Ramidus 猿人である。約400万年から100万年前にアフリカの草原で暮らしていたアウストラロピテクスよりもさらに古い。ラミダス猿人は本当にヒトであろうか。1995年に歯と側頭部、後頭部、上肢の化石がエチオピアのアラミスで発見されたが、ヒトと類人猿の中間的な特徴をもっていることがわかった。その後の研究で二足歩行をし、木登りをしていたことが明らかとなった。硬いものや草原性の植物はほとんど食べないものの、森の中の果実や葉、昆虫などを食べる雑食性であることなど生活の様子もわかってきた。ラミダス猿人は直立二足歩行などヒト的な特徴を拡大しながら、アファール猿人へと繋がっていく途中の「ヒト」、ミッシング・リンクなのかもしれない。

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