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2016年11月17日 (木)

スエズ運河開通

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   「イギリスを打ち負かすには、エジプトを占領しなければならない」とナポレオンは言ったが、甥のナポレオン3世は平和的にエジプトに接近、エジプト副王のサイード・パシャと結び、フェルディナン・ド・レセップス(1805-1894)の手で地中海と紅海とを結ぶ運河の開設権を獲得した。運河の開通によってロンドン・ボンベイ航路はケープタウン経由よりも約1万キロ短縮される。スエズ運河開設にはイギリスは猛反対したが、1859年4月25日に着工し、1869年11月17日完成した。そのかげには、苦痛にみちたエジプト農民の無償の強制労働があった。しかし、6年後、運河建設の負債と財政を破綻させたエジプトは、持株を売りに出した。これを知ったイギリスのディズレーリは、議会の承認をあとまわしにして、ロスチャイルド家から400万ポンドを借りて、太守の持株40%を買占め、運河の支配権を得た。以来、第二次大戦の後まで、スエズはイギリスのアジア政策の戦略的拠点となった。しかしイギリスの支配体制も1956年のナセル大統領のスエズ運河会社国有化宣言で崩れ去った。

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