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2016年9月 3日 (土)

ルソーとアポリネール

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     一風変わった素朴画家として知られるアンリ・ルソー(1844-1910)は、1906年、ジャリの紹介で詩人のギョーム・アポリネールに出会った。ルソーはアポリネール(1880-1918)よりも36歳も年長だったが、アポリネールを尊敬し、特別なノートに、新聞から切り抜いた記事を貼り付けたり、また彼の愛人で画家のマリー・ローランサンと一緒にいるアポリネールの肖像画「詩人に霊感を授けるミューズ」を描いている。

    アポリネールもルソーにピカソやドローネーなどの多くの指導的な前衛芸術家たちを紹介し、ルソーの生前にもまた死後にも、ルソーをたたえた詩をいくつか残し、彼を敢然と擁護し、賞揚した。

   1910年9月2日、ルソーは生前は世間から認められることなく、パリの病院で亡くなった。翌年に友人たちはルソーの墓をつくった。墓碑銘には、次のようなアポリネールの詩が刻まれている。

 やさしいルソーよ 聞えますか

 私たちの挨拶が

 ドローネー夫妻とケヴァル氏と私

 私たちの持ち物は天国の門では無税で通してください

 あなたに筆と絵の具とカンバスを持ってきました

 永遠の真実の光で描いて

 あなたの神聖な余暇が過ごせるように

 かつてあなたが

 星を見ながら私を描いたように

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