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2016年9月29日 (木)

ゾラ、ガス中毒で死す

E0061906_15484295_2   19世紀後半のパリ市民の生活を生々しく描写したエミール・ゾラ(1840-1902)は9月29日、パリで急死した。ゾラと妻ジャンヌ・ロズロはいつものように夏を過ごしたパリ近郊のメダンからパリのブリュツセル街に戻った。だがその夜、寝室の暖炉の故障が原因で夫妻は一酸化炭素中毒に倒れた。助けがきたときゾラはすでに死亡していたが、夫人は回復した。スキャンダルのためアカデミー・フランセーズ会員に19回も立候補して果たせなかったゾラであったが、彼の死は公葬の礼を与えられ、遺骸はパンテオンに埋葬された。ドレフェス事件でドレフェスの無罪が確定したのはゾラの死後4年経ってからであった。

   ゾラの急死を知った幸徳秋水は、「英国が一個のシェークスピアを有するはインドの宝庫を有するに優れりと。仏国のゾラを有する、またかくの如くなりき。・・・・しかも今や亡し・・・」と日記に書く。

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